わたなべ歯科クリニックは福岡市西区今宿駅前にある一般歯科、予防歯科、歯周病治療、小児歯科、矯正歯科、ホワイトニング、義歯、インプラントを営む歯科クリニックです。

親知らずは抜歯した方が良いのか?

DATA:2021.07.30

こんにちは、福岡市西区の歯医者、わたなべ歯科クリニックです。
今回は、親知らずについての説明です。



親知らずとは?
「親知らず」とは、専門的には「智歯(ちし)」または「第三大臼歯」と呼びます。
また、歯科医院では前から数えて8番目の歯であることから、「8番」とも呼ばれたりもします。
一般的に親知らずは、10代の中頃から20代にかけて生える人が多いと言われる歯です。
しかし、30代を過ぎてから、あるいは40代以上になってから生えてくるという方もいます。
また、親知らずが横向きに成長して生えてくることがなく、骨の中でとどまっているケースも多くあります。



親知らずの生え方の3パターン



親知らずを抜いた方がいいケース
親知らずは、一番奥で歯ブラシによる清掃が困難で不衛生に陥りやすく、歯周病の原因である細菌の固まりがくっつきやすくなり、細菌感染を引き起こして腫れや痛みが生じ、親知らず周囲の歯茎が腫れたり痛くなる『智歯周囲炎』という病気を引き起こします。また、親知らず自身や1つ前の奥歯が致命的な虫歯が誘発されたりします。



次のような場合、親知らずを放置しておくことでトラブルが起こる可能性が非常に高いので、抜歯が勧められます。

1. きちんと生える見込みがない
親知らずが横向きに倒れて埋まっている、もしくは、斜めに傾いていて手前の歯に引っかかっている場合です。このような状態を放置していると、虫歯や歯周病の原因となったり、手前の歯を押して、歯並びが崩れるリスクがあります。

2.嚙み合わせに問題がある
親知らずが虫歯になっていなくても、上下や左右に問題があると、歯が傾いたり、徐々に

3.虫歯になっている場合
大きな虫歯ができている、虫歯の再発している場合、治療自体が大変なのに加え、治しても再発しやすいので、抜歯を勧めます。

4.歯茎が腫れている
親知らず周囲の歯茎が腫れている場合にも、腫れの程度がひどい場合には特に、早めの抜歯がおすすめです。

5.顎関節症を起こしている
親知らずの生え方が悪くて顎関節症を引き起こしている場合、放置することで顎関節症が悪化することがあります。

6.歯が歯茎や頬を傷つけている
親知らずが粘膜や歯茎に当たって傷を作り、痛む場合です。

7.骨の中にのう胞ができている
親知らずが顎の骨に埋まった状態であっても、レントゲン上で周囲に嚢胞が確認される場合、トラブルを起こす前に抜歯が勧められることがあります。

8.歯科矯正治療を予定している
歯並びをきれいにする矯正治療を行う方は、状態により歯列矯正を行った後再度歯並びが悪くなる可能性が高くなります。矯正治療を考えている方は矯正治療医の相談や診断により抜歯を勧めるられることがあります。

親知らずを抜かなくてもいいケース
基本的に、特に親知らずがトラブルの元になっておらず、上のケースに当てはまらなければ、特に抜く必要はありません。問題のない場合は、他の歯と同様きちんとお手入れして虫歯、歯周病にさせずに大事にしていきましょう。
具体的に、次のような場合には親知らずを抜く必要はなく、様子を見ます。

・きれいに異常なく生えて、問題を起こさない場合 ・骨の中に完全に埋まっていて問題なく骨の中にとどまっている場合

福岡市西区のわたなべ歯科クリニックでは、親知らずの抜歯も行っております。
わたなべ歯科クリニックでは、歯科口腔外科の診療も行っています。また、当院では、歯科用CTも導入しておりますので、親知らずの抜歯に必要な診断や手術をより正確にすることができます。親知らずが気になる方、かかりつけの歯科医院では歯科口腔外科をしておられず、親知らずの抜歯をお断りされ、大学病院等に紹介を受けた方など、親知らずが気になる方は、是非御相談ください。

一覧へ戻る